子連れで映画「アーサー・クリスマスの大冒険」

日本の映画館にもあったサービスかと思いますが、こっちでは小さい子供がいる養育者(両親、祖父母などなど)が映画を楽しめるように、特別価格(普通のより断然安い!!)で子連れ限定の上映枠が設けられている日があります。大体週一回から隔週で、平日の午前中が多い。5歳以下の子供は無料だし、子供が泣いても騒いでもお互い様なので気を使わずに済むわけです。
ということで、先日ジェマとりゅっちを連れて、ジェマ向けのお子様映画「アーサー・クリスマスの大冒険」を観て来ました♪



ジェマの時には例えこういう子連れ向け設定の映画でも自分一人で連れて行こうとは思わなかったな、絶対!なのに今回は一人でちび2人、しかもうち1匹は乳飲み子・・・、を連れて行ったわけで、私も成長したなぁ・・・っていうかタフになったというか・・・感慨深いです(笑)


りゅっちは途中まで眠ってたけど、映画館の大音量&サラウンドシステムのせいもあって途中で起きちゃったけど、とっても良い子なのでしばらくバギー(もちろん座席横まででも持ち込める!)でそのまま映画を鑑賞。寝返りしたそうに暴れはじめたら、抱っこで鑑賞。途中おっぱい(暗闇だし問題なし!)飲みながら鑑賞って感じで泣き叫ぶ事もなく環境に順応。

ジェマのほうが座席に座るまで「暗過ぎるから危ない」とか言って、「家に帰ろう」を連発してた。でも一旦席に着くともう平気でいっちょまえにポップコーンを抱えてほおばりながら、私のコーラをズズズとすすり、自分のドリンクホルダーに入れて、完璧な映画の楽しみ方を実践(笑)約90分の本編で、途中1時間経過した位で集中力が途切れて、通路をうろちょろしてたけど、また席に座って、ちゃんと鑑賞。


私も十分楽しめるクリスマスにもってこいの後味の良い、ハッピーな映画でした。
ジェマも、クリスマスに向けて、サンタについて勉強できて、良かった良かった。まぁまだそこまで理解しているとは思えませんが!

ボヤッキー

お姑さん、私が新しく買ったもの(私用でも子供用でも関係なく)に気がつくとまず値段を聞いてくる。まぁ別に隠す必要もないんやけど、私は人に基本的には値段は聞かない派(もちろん聞く事もあるけど)なので、ちょっとこんな小さい事でもストレスを感じてしまう。だって聞いてどうするん?自分が同じ物を欲しいときとか参考に聞くってのは大いに分かるけど、全く関係ない品の値段なんか知ったところでさぁ〜〜〜


先週末に息子用にカーシートを新しく購入しました。今まではカプセル使用してましたが、ちょっと窮屈になってきたようだし、いずれ必要になるものだしね。
で、購入したシートをリビングに置いておいたんだけど、やっぱりまず値段を聞かれたね(笑)「かっこいいシートだね〜」とかの感想の前に!
お値段はぶっちゃけ300ドル。
日本の商品の感覚からしたら、そんなに高くないと思うし、購入したお店でも高いのなら700ドル近くしてたから、私としては高い買い物をした感覚は全くなかったんだけど、値段を聞いた姑の第一声は絶句って感じで「OMG!300ドル?!◯△(舅の名前)、カーシート、300ドルですって!」みたいな・・・・・


確かに姑は倹約家で高い買い物はあまりしない。そして彼女の子育て時代にはカーシート云々の法律もなく、実際購入した事ないだろうから価格帯の知識もないせいもあるだろう。
でも何かこういう発言をされるとまるで私が無駄遣いしたかのような、金銭感覚がおかしいみたいな気にさせられて、はっきり言って不快だ。いや、不快というよりも、お買い物満足度が急降下!!ケチつけられたような気がしちゃう。考え過ぎかもしれんけど!


もちろん中古を購入とか色々ありますが、やっぱ子供には新品買い与えてあげたいなぁ、私は。知り合いのお下がりとかは全然OKだけどさ。
しかもカーシートとかの安全グッズ、やっぱ性能が故障してたり、事故にあったことがあるバッドラックがついてたりしたら、迷信でも嫌やし。


まぁ、こんなこと感じながらも、仲良くやってます!

名前まだ発表してなかったよね?!

ジェマちゃんの弟君のお名前は

ドゥリュウ(Drew)

です!

以後お見知りおきを・・・・

Drewと言えば日本ではハリウッド女優のドリュウ・バリモアが有名。キャメロン・ディアスの出てたチャリエンの。
でも男女兼用の名前なのだそう。
ジェマの時同様に、旦那がリストアップし、私も気に入った名前を選びました。
ただ英語の発音と日本語の発音でギャップがあるのがちょっと大変。ジェマは一緒で簡単で良いのですが、Drewは英語的にはドゥリュウ、日本語だとドリュウ。

昔から舌足らず?なのか、とにかく英語の発音が悪いのがコンプレックスの私ですが、我が子の名前を正しく発音できないのはさすがにヤバい(泣)ので、がんばって発音してます!
もう5ヶ月経ちますが、いまだに意識して上手に発音をこころがけてる自分に泣けるね・・・・

へその緒

超久しぶりに更新!
私も子供達もみんな元気にやってます♪

出産したら産院からへその緒を受け取るのが一般的な日本の習慣ですよね。
ここニュージーランドにはそんな習慣はないのですが、似たような感じで、胎盤を受け取る人がいるみたいです。受け取った胎盤、食べる人もいるみたいですが、記念?に埋めたりする人もいるそうです。マオリとかの習慣なのかな?

ということで、出産前に色々希望を伝えるときに、へその緒を残してくれるようお願いしないといけません。(ちなみにここで言ってるのは、赤子のへそについてて1週間程で乾燥して根元からポロリと取れる分じゃなくて、長いやつ。)
「へその緒を取っておいて下さい。持ち帰ります。」と頼んだら、何cm程欲しいか質問された・・・・うーん、日本だと病院の判断で切ってくれてるわけだから、どのくらい自分が欲しいのかわからん(苦笑)とりあえず30cmを希望してみた。
で、手術後、タッパーみたいなプラスティック容器にドロンと生々しいへその緒を密閉したのを手渡された。まだ中に血液が入ってるプリプリしたへその緒・・・結構グロテスクなのは言うまでもない!

退院後、ちょっと余裕ができるまで、そんなへその緒のことなど忘れてたんですが、腐ったらヤバいので、とりあえずインターネットで調べてみた。
へその緒の作り方・・・・変な検索。でもヒット!
インターネット様々だね、すぐに回答が見つかるなんて!
まぁ当たり前だが乾燥させる。きれいに洗って、中の血液もなるべく抜いて、軒下で干し柿作るみたいな感じ(笑)で自然乾燥が一番らしい。
でも旦那両親とかの目もあるし、そんな奇怪なもの、ブラーンと洗濯物干にぶら下げる勇気もないし、鳥につつかれそうなので、自室の窓際で乾燥させてみた。でも思ったように簡単に乾燥しないので(一部うっすら白カビ発生!!)、日中家に誰もいないときを狙って、室内の除湿器の真ん前に置いてみたら、これが大正解!みるみるうちに乾燥していって、かりかりにひからびてくれた!
ここで一番大切なのが、乾燥しちゃうと折り曲げたりするのが難しくなるので、生のブニョブニョの時に保管容器に入る形状、長さに整えておくことです!みんな、忘れないで!!(ほとんどの人には、ものすごい不要な情報ですが。。。)

自分でへその緒を処理するなんて、日本に住んでたらまずないことだ。
乾燥から容器に入れるまで全部産院がやってくれるものね。良い経験させてもらいました。
ちなみに日本の伝統的な習慣を大切にしたいとか、へその緒に愛着があるわけではなく、ジェマのを持ってる以上、弟君も平等にせんとあかんかなぁ〜ってのが本音ですわ。

入院生活、そして退院

出産当日はそのまま1泊。
夕方、ジェマが祖父母と一緒にお見舞いに来てくれました。朝別れた後からずっと、とってもお利口に過ごしてたそうで、さっそくちょっとお姉ちゃんになったのかな?赤ちゃんとの対面ではなぜかちょっと照れたようなはにかんだ様子でした。

最近お気に入りの自分撮り・・・・


前回の出産のときは麻酔の影響か鎮痛剤のせいか定かではないが、かなり意識もうろうとしてて赤ちゃんとの対面の喜びを感じたり、名前を最終的に決定するとか考えれないほどボーーーーーーっとしてた。そしてその割には開腹部分の痛みが激しく2−3日はほんまに寝たきり状態でした。
が、今回は、選択したepidural(硬膜外麻酔)の効果が長持ちするとか言う利点のおかげか、翌日には普通に歩けた・・・。
しかもこっちでは医者からも看護婦からもシャワーをすすめられる。(日本では考えられないような・・・?)病院はどこもそうだが空調が結構暖かめで汗かいたし、シャワー浴びてシャンプーしてさっぱりしました。傷口も特にカバーしなかったがしみなかった。


で、術後経過に問題なければ、産後ケア用の施設に転院。ということで、私も夕方に4泊の予定でBotany Downs Maternity Unitという施設に救急車で転送してもらいました。
人生初の救急車!でも緊急事態ではないので、サイレンも信号無視もなく、タクシーの代わり状態。赤ちゃんは病院で使用していたコットのまま特別なシートベルトで救急車のベッドに固定され、私はベンチシートにふつうに座ってました。
Botanyに無事到着し、先に来ていた旦那とジェマちゃんと病室で合流。
個室で洗面台はあるが、トイレとシャワーは共用。出産前は共用トイレとかまで痛くてたどりつけるか心配だったけど、麻酔効果で全然痛くないのでノープロブレム♪
食事はダイニングルームに所定の時間に行って食べるスタイル。朝食が7〜9時の間って感じなのですが、赤子の授乳だったり、眠ってくれなかったりで、数回食いっぱぐれました・・・・(泣)なので、旦那に頼んで非常食(マフィンとかフルーツ)をストックするようにしました・・・
よく入院中の食事時にママ友になるとか聞きますが、非社交的(苦笑)な性格のため、2、3会話するも連絡先の交換とかはしなかったです。育児にいっぱいいっぱいの中、付き合いの浅い人と英語で会話したりなんか無理・・・・


前回もそうでしたが、母乳の出が最初は悪くて赤子を満足させることができず、赤ちゃんは出ないおっぱいに吸い付きっぱなしで、出ない上に休ませる間がないために乳首が傷つき出血するという負のサイクルに陥りました・・・・そうこうするうちに確か3日目の赤ちゃんの体重チェックで、ニュージーランドの厚生労働省?みたいなとこの定める出生後の一時的な体重の減少の許容範囲を超えそうになったので、粉ミルクではないんだけど母乳のかわりの白い甘い液体を追加して与えることになりました。結果、それまではぐっすり眠る事がなかったのに、満腹で満足げな笑顔を浮かべながら飲んだらすぐ眠るように!!やっぱり相当空腹で眠れなかったんだろうなぁ・・・すまなかったね、息子よ・・・


で、この産後施設でもハプニングが!
お部屋に授乳用に置いてある1人掛の肘掛けソファがあるのですが、表面の合皮が裂けてる部分があったのですが、特に問題もなく3日が過ぎました。で、いよいよ明日は退院という4日目の夜にそれは起こった・・・・

ダニ      だと思われる

なんかかゆいなぁと思ってたけど、産後ナプキンとかのムレのせいかと最初は気にしてなかったが、かゆい部分が太ももから背中にかけて広範囲、しかも右側だけってことでなんかおかしいと思って、色々考えた結果、考えられるのはソファの中央右寄りの合皮の裂け目だけでした。おそるおそる場所の確認のためソファの上で空気椅子状態で座る真似してみたらほぼかゆい部分と裂け目の場所が一致したし。そしてなぜ最初の3日間は平気だったのか考えたところ、このかゆくなった日の夕方にシャワー浴びて、それまで着てたのよりかなり薄い素材のパジャマに着替えたので、ダニが素肌まで到達したのではないかと・・・・想像ですが。
何が悲しくて、人生初のダニアタックがよりによって出産後の入院中ってタイミング?!ただでさえ慣れない赤子のお世話で色々お疲れの中、激しいかゆみに襲われる羽目に・・・・(涙)
早速、ナースコールしてかぶれた右半身を見せて薬をもらいました。なんとかかゆみも治まり一安心でしたが、結構退院後もかゆみは長引きましたよ・・・
これが入院中の一番のおもひで・・・・


そんなこんなで滞在期間はあっという間に過ぎ、晴れて退院となりました。

出産までの軌跡・・・

病院に7時に到着し、その日1泊する病室に通されて手術着に着替えて待機。
病室は個室でシャワー、トイレ、洗面台つき。日本と同じで、いたって普通の病院の部屋。
担当の病棟看護婦がやって来て、手術の流れやら麻酔の希望、その他の処置をしてくれて、9時半頃にベッドに寝転がった状態で手術室に移動。


私はその日の帝王切開手術の2番目だったみたいで、手術室ではまだ最初の手術が継続中でドアを隔てた待機室みたいなところで30分位は待った。その間に私のMidwifeが合流したり、手術室から赤ちゃんの産声が聞こえたりしてました。
そして点滴用の血管を確保するための注射針の挿入をするために2人の男女がやって来た。説明によるとインターン?見習い?、要するに学生だ。女子の方が先輩みたいで彼女が説明をし、男子が実際に注射針を刺したりの実践をするみたい。
「え?学生・・・大丈夫?」と思ったが、「まぁ注射針刺すくらいならそんな難しいことでもないだろう・・・」と思って、彼がやる事に同意したものの、すぐに後悔した・・・・!!
だってこの男子、めちゃんこおどおどして、自信のかけらもない・・・こんな不安いっぱい、自信なさげな態度を目の前で見せられたら、こっちのが不安で不信感いっぱいになるっつーのっっ!!(怒)学生でもインターンでもなんでもえぇけど、せめて患者の前ではプロフェッショナルを貫け!!体はってるのはこっちなんだーーーっっっ!!
で、とりあえず実践開始・・・通常はみなさんご存知の通り、腕の肘の内側の曲がるとこ(なんて言う部位か不明)に、注射でも献血でも注射針刺すのが多いですが、私の血管は結構皮下の深い部分を通ってるので看護婦泣かせな訳で、案の定この自信0%の若造は自分には無理みたいなことを先輩女子に言って、結局手の甲(こういう場所は血管見え見えで刺しやすいが、さされる側は痛いし、内出血とかしやすいのだ)に刺すことに。もうそれだけでこっちはかなりブルー・・・だって点滴とかする用に丸一日は差し込みっぱなしなのに、めっちゃ邪魔な場所だし、しかも最初のうちだけだったけど痛いというかしびれがあって超不快・・・。


そしてようやく手術室に入って、手術台に座って、麻酔の準備。事前の説明でEpidural(硬膜外麻酔:無痛分娩によく使われるそうな)とSpinal(脊椎麻酔)の2種類から選べるみたいだったが、医者の薦めとほとんどの人が選択するというEpidural(硬膜外麻酔)でやることに。こっちのが麻酔の効果が顕われるまでに時間が少しかかるけど、効き目自体は長持ちするとか。
ちなみにジェマのときは(手順&効果の早さから推察するに)Spinal(脊椎麻酔)だったのだろうけど、麻酔に関して選択肢はなかったです。あったとしても全身麻酔にするくらいだったかも。
で、ですねぇ、ここで医学用語とかよくわかってない英語力とちょっと理解できてないときでも適当にわかったようなふりして受け流す適当な性格が災いしたのか(苦笑)、先ほどの若者2人組の女子のほうが麻酔も担当することが発覚!(女子で良かったとちょっと安心したり・・・)
彼らは麻酔医だったのか?血管確保とかの作業って日本だと看護婦さんとかがやってそうだから、彼らが麻酔医(の下っ端)だとは思いもしなかったよ・・・
結果・・・・最悪・・・私、泣きましたよ、痛くて・・・
というのも、この女子が何回も何回も何回も何回も何回も・・・・・失敗する訳ですよ・・・
詳しい事はわからんが要するに背骨と背骨の間の隙間から内部に注射針(麻酔針?)を差し込む必要があるみたいで、その隙間をピンポイントで命中してくれず、隙間を探すために針を刺した状態でぐりぐり周辺を動かしまくる!!!これが痛いというか、何とも不快な感覚で、こう直接神経をいたぶられてるような、通常生活で感じる痛みとは一味違う感じ。
多分7−8回は刺しなおしてぐりぐりを繰り返された・・・(涙)で、痛いからというわけではなく、単純に「なんでこんな目に・・・?!」って自分がかわいそうになりつつ、手術前の説明で聞いていた麻酔によるリスク(脊椎損傷系の)が頭をかすめて、「こんなに背骨のリスキーな部分を何回もぐりぐり素人(も同然?)にいじくりまわされて、歩けなくなるのでは?!」て恐怖も手伝って、鼻水だらだら状態で泣く私・・・。
そうこうしてるうちに、本物の麻酔医(熟練の先生か?)がバトンタッチしてくれた訳ですが、そこでもまだちゃっちゃと作業を進めてくれず、この期に及んでまだ若者達に説明しながら(まぁ教えなあかんのやろうけど)ちんたらやる。しかも最悪なことに、この先生も早業で易々とやってのけるってわけにいかなかったようで、少し隙間を探しながら、「この患者は小柄なアジア系だから、隙間が想像以上に狭くて難しい・・・・」って言い訳(苦笑)を繰り返しながら、なんとか終了〜♪
思えば、これが今回の帝王切開手術の山場だったような・・・・
ちゃんと歩けてますし、麻痺とかもないので脊椎損傷とかは大丈夫だったみたい♪


そして麻酔も効き目が顕われ、さくさくっとお腹を切られて、ポコンと息子を取り出されて、手術終了!
息子君、誕生直後にうまく呼吸が出来てなかったみたいで、酸素マスクつけられてました(私は縫合中で後で知らされたけど)
通常分娩だと狭い産道を通て出てくるときに、肺が圧迫されて、中に入ってた羊水が排出されるそうだが、息子君の場合はそういう自然な圧迫もなく、肺/呼吸器官にいっぱい羊水が入ってたせいらしいです。吸い出してもらってすぐに呼吸して泣いたから、全く問題なしでした。


「うぅ・・・さ、酸素・・・・」って感じのナイスな一枚(笑)